心情の輪

寄り添うことで 絆 が 深まる

2020年本屋大賞(翻訳小説部門)
で第1位 となった 「アーモンド」
(ソン・ウォンピョン著 祥伝社発行)

さっそく 購入し 読んだ
映像にしたら とても 怖くて
目を塞ぎたくなるような 場面もあるが
全体的に 物語の主人公の目を通して
情景と 香りが リアルに感じられ
引き込まれるように 読み進んでいった

読者の感想は さまざまだが
私は 主人公の 出来事に左右されない
心がゼロの世界 そんな中でも
共感していこうとする 努力と
その真摯さに 深く 感銘を受けた


・・・以下は 「会」 で共有されている
 実践資料の一部である

私自身も 以下の内容を
実践 励行 したいと思い 掲載する


◇◆◇◆◇◆


辛いことや悩み事があるとき
そのことを分かってくれるひと
がいるだけでホッとする

自分の気持ちを共感してくれる
ひとがそばにいれば
気持ちが軽くなる

特に女性が話を打ち明ける時は
必ずしも解決策や答えを
求めているわけではない
「私の気分を受け止めて理解して!」
という思いが強いのである
そのようなときに
反論したり
考え方の間違いを指摘したり
甚だしくは
説教をはじめるのであれば
二度と相談したいとは思わなく
なってしまう

話を聞いてくれて
共感してくれる
それだけで楽になり
話しているうちに問題が解決される
ということも多々ある

家族と向き合い
その話に耳を傾け共感することは
家族間の信頼関係を深めるにおいて
とても重要なことである

特に相手が感情的になっている場合には
理性が働きづらく
言葉による助言は効果を発揮しづらい
したがって
相手の立場に立って
相手の感情に寄り添い
感情を落ち着けることが先である

「何があったの?」
「どうしたいの?」
と相手が願っていることを聞き出し

「○○したかったんだね」
と相手が言ったことをそのまま
相手の気持ちに共感しながら
言ってあげるのだ

相手の感情を受け止め
相手の立場に立って考え
相手の願いを知って
助けてあげようとするならば
その家族の力になってあげられるのだ

神さまは人間を創造されて
観察しようとされたのではない
その喜怒哀楽を共に分かち合うこと
を願われたのだ
なぜならそれが「家族」だからだ

神さまは私たちの事情を
すべてご存じである
すべてを共に感じてくださっている


嬉しいときに共に喜び
悲しいときに共に悲しみ
話に耳を傾け
その感情に共感して
家族に寄り添うこと
そうすることによって
家族の絆は更に深まっていくのだ
大切なのは「共感」することだ。「共感」とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることである。 (アルフレッド・アドラー/精神科医)
相手の本音は自分の打ち明けたところにではなく、打ち明けられなかったところにある。だから、もし相手を理解しようと思うのなら、相手が言ったことにではなく、言わなかったところに耳を傾けなさい。 (ハリール・ジブラーン/詩人)
共感能力とは、こちら側が相手の気持ちに共感することではありません。相手から「この人だったらわかってくれる」「この人だったら信頼できる」と感じてもらうことです。 (人を動かす力/椎名規夫著 より)