私と 私の弟は 仲がいい 学生時代 よく一緒に バイトした 新聞配達 清掃公社 プラント設備補強会社 等々 数え切れないくらい してきた プラント設備補強会社は 各地に出張工事していた とある日曜日 弟と二人で 教会へ向かって 歩いていると バイトで見慣れた その白い工事車が ズームするかのように 見えた 向こうも 私たちに気づいた なんと220キロ離れた場所での 一年ぶりの 遭遇だ そして 近寄ってきて 私たちに 「あんちゃん! 久しぶりやの このへん 初めてやけ 観光案内 してくれんね?」と 言ってきた 弟は 「案内してあげたらいいんじゃ」 と 控えめに 言ったが 私は 「用事があるので 無理です」 と 無下に 答えた 先方は カチンときて プィ! と 去って行った そんなことがあった 今にして 申し訳ないことをした と 反省している ・・・ 私と弟とは 喧嘩とは 無縁だった どちらかというと 私の方が ボーッと していて しかも 堅物 だったからかも しれないし 弟も 優しい性格だったからだと思う ・・・ 中学校1年のとき 私は 担任の先生宅にお邪魔 しに 男子同級生 10数人で 駅に向かって歩いていた そんな 自宅前の 小学校の道路の 歩道 その道路で弟が 自転車でひょいと現れて 小道に入る為に 右折した 途端 後続の 小型車が衝突した 私たちの 目の前で 起こった 幸い けがはなさそうだ 車の人も 「大丈夫?」 と 自転車の弟に 駆け寄って 状態を 伺っていた それを見た私たち一行の中の一人が 「見に行った方がいいんじゃないの」 と私に話した しかし 私は 振り向いたけれど 弟のそばに行く こともなく また 声をかける こともなく 前に向かって道を 歩いた その場面は 今も 記憶に 鮮明だ 後悔しているから 鮮明なのだ と想う でも 弟は ポジティブである そのことに関して 何も言ってこなかった あるときは 弟が 肥大した扁桃腺の手術を いつのまにか していて 一人 洗面器を枕元に置いて 横になっていた 洗面器には 血が いっぱい 溜まっていた それでも 私は 言葉少なかったように 想う その時の 横になっている映像が 今も残っている ・・・ 弟は ほんとうに ポジティブだ それは 持って生まれたもの なのだろうか それとも 自分の人生を 自分で開いてきた 賜(たまもの) なのだろうか 私も弟も 神さまを 信じる その神さまは いつも ボジティブなのだそうだ 批判ではなく 建設 絶望ではなく 希望 不信ではなく 信頼 憎悪ではなく 愛 無気力ではなく 活気 できないではなく できる もうだめだではなく なんとかなる 不平不満ではなく 感謝 不安ではなく 安心 という ポジティブな 考え方 をし ポジティブな 言葉 を使って 弟は 一緒に住む家族にも 良い影響 を与え 家庭全体が 明るいのだ そのような家庭に 神さまが ともにおられる ことが わかるのだ そして 私は 超ポジティブなそんな弟 によって 今も 助けられているし 私たち家族の上にも 弟は 良い影響を もたらしてくれていると 感謝している 私の弟は 超ポジティブ 最高ダゾー!