2021年03月

人は見かけによらない

眼の腫れから二週間経った
その間いろいろなことがあった

3月9日は妻の父の命日で追慕式をした
そして今日3月24日は妻の兄の命日で追慕式をした

3月12日には夫婦でハローワークに赴き
失業認定を受け一括受給可となり
その足で市役所に赴き
国民健康保険限度額適用認定証の交付を受け
入院に向けての準備開始

その間ずーっと妻が寄り添ってくれた
妻は3月2日左下の奥歯を抜いた
抜いた当日は痛みで一日中横になっていた
10日経って次は右の奥歯の治療に入った
ところが口を大きく開けられたこともあるが
口角炎になった
口の右端が切れており
あくびもできない 食べ物が滲みる
それがなかなか治らないでいる
それで次の歯科の予約は延長になった

口角炎の原因はストレスだろう
妻も 多大なストレス を抱えていたのだ
「疲れた、疲れた」と言って始終横になる妻をみながら
うつ病になりつつあるのかなと一時心配になった

しかし数日前 志を同じくする夫婦(Sさん)を訪ねた
七ヶ月間入院していた奥さんが退院 落ち着いた頃に
快気祝いに訪ねたのだ
Sさん夫婦は妻の亡き兄が生きておれば
ちょうどその同じ年齢だ

Sさん夫婦と初めて会ったのは1年半前だ
見た目 かなりお年を召されている
また話し方も 静かに穏やかに小声で話すので
よーく耳をそばだてて聞かないとわからないほど

Sさん夫婦とは いろんな会場で出会った
それも政治的なまた教育的なセミナー会場でだ
必ず夫婦で参加していた

快気祝いは お茶で乾杯した
七ヶ月入院していた奥様は 入院前と全然変わっていなかった
普通に話し 食もよく進む 話し方も前より元気だ
不思議に思えた
コロナ前の自由に面会できる時でさへ
二ヶ月入院しただけで認知症になる方もいたからだ
そして知ったのは
退院したあとのご主人の献身的な努力だった
そのご主人の姿勢は今も全く変わっていないでいる
素晴らしい夫婦なのだ

仏壇には屈託のないユーモラスに笑う故人(奥様のお母さん)
そして隣には黒板にややこしい数式を描いて講義している白い研究服の故人(奥様のお父さん)
の写真があった
それでお父さんは何をしておられたのですか?
と聞いたら 大学の物理学教授だった と言う
えーっ \(◎o◎)/!
親族には通産省時代の国家公務員、ガン研究センターの医療関係者だった方もいると聞き
これまた えーっ \(◎o◎)/!

しかもSさん夫婦
奥さんは大手企業を定年まで勤め上げ
会社では山岳部に入り 多くの山を登頂していったのだと言う
これまた えーっ \(◎o◎)/!

ご主人は海外で勤務していた経験がある

Sさん夫婦 ただ者ではなかったのだ

*****

人は見かけによらない
人が見る目と神さまが見る目は違うのだ

Sさん夫婦を 神さまがしっかり守って
Sさん夫婦を 愛して下さっている
そのSさん夫婦とのつながりから
私たち夫婦も励まされたのだ
そしてここ最近のSさん夫婦とのつながりから
妻は少しずつ 元気を取り戻しつつある

感謝なり 感謝なり