2020年03月

ときにテキトーになる

スマホも 道案内アプリも ない時代

弟と二人で 冬の寒い夕暮れ時

国道前で 信号待ちしていたら

一人の中年の男性に 道を聞かれた

急いでそうだった

「○○通りは どこですか?」
わたしは すぐに

「ああ そこでしたら

向こうの 通りを 渡って

更に 渡った ところです」

って 笑顔で 親切に

教えてあげた


その男性は 笑顔で

「ありがとう!」 と言って

小走りに 駆けて行った


しばらくして

弟が 言った

「○○通りは あっちじゃないの?」



男性が向かった方向とは直角の方向を

指さした


私は 我にかえって

あっ そうだ

あっちだ

と そこで 初めて気づく

私は 親切丁寧に

更に迷う道 を

教えて いたのだ

その男性は もう 姿が見えなくなっていた

・・・

私は テキトーな 人間ではない

しかし 我を忘れて

時に テキトー に なる

・・・

○○線の乗り場は どこですか?

と聞いてきた おばさん

私鉄 なのに

JR を教えてしまった


○○のお店は どこですか?

と聞いてきた 外国の男性の方

教えたところには

店は なかった


・・・

一つ 一つ

私は 自分で 正解 と思っていたけど

あとで しっかり 考えると

テキトーだった 答え を して

ごめんなさい

心から 反省しています