20240705

「いま」にあろう

今日も昨日に続いて猛暑。
6月から孫(娘の子)が保育園に通園し始め、
孫は午前7時半から午後5時半まで10時間近く保育園にいる。
時に少しでも早く迎えにも行きまっしょい、と祖父母二人して迎えに行く。
電車と徒歩で。
昨日は、35℃で蒸し暑さもあった。
炎天下で駅から保育園と保育園から駅まで歩くのは大変だ~と、バスに乗った。
乗るのは2区間だけれども、クーラーも効いていて、少しほっとした。

なぜ、祖父母二人で迎えに行くのか。
実は、娘宅には犬がいるのだ。
凶暴な犬ではないけれども、
マスクやらタオルやら手袋やらやたらと白いものに興味がある。
白いものを見つけるとササッと走って口にくわえる。
そして獲ったぞー~と得意げに、取り返してみろとばかりに目の前に来る。
それで取り返そうとすると逃げまわる。
そうして遊ぶのだ。
だがある日、妻が白い手袋をして掃除していたら、飛びついてきた。
白い手袋をその遊び道具と間違えたのだ。
口にくわえた。
きゃーっ、と妻は声を上げた。噛まれてしまったのだ。
もともと犬が苦手な妻だった。
それからは、犬のいる娘の部屋には、妻は一人では入れない。

それで孫を迎えて娘の家に入るときには、私もくっついて行く。
犬のためだ。
その犬は、私が行くと、毎度のこと、
嬉しい黄色いおしっこを振りまき、私の周りで戯れる。

その犬と接していて思う。
犬と仲良しならなおさらのこと、
犬はその仲良しな人間の心の状態を感知しているし、
その人間の心に鏡のように反応するのだなと。

昨日は、
私は「いつもここ(在心)」の精神でいるつもりが、
ここのところ忙しくて、それがずれてしまっていた。
その流れで犬とハイテンションな遊びをしてしまった。
その遊びで、なんと、掌を少し噛まれてしまった。
掌が血で染まった。
すぐに数分水道水で噛まれたとろを洗い流し、
妻に止血をしてもらったが、幸い大事には至らなかった。

そんなことがあった。

「『いま』という名のカミソリの刃の上を歩く」

その信条からずれてしまって
実際に刃(犬歯)で怪我をしてしまった。

大いに反省した一日だった。