心情の輪

息子の選択は正しかったし今も正しい

息子が婚約式をする時
わたしは泣いた
なぜか泣けて泣けてしょうがなかった
息子の伴侶となる嫁の父は
還暦を迎えずに亡くなっていた
その父がわーっと私に向かっておりてきているようで
涙がとまらず わたしは
結局、ひとこともしゃべることができず
私の妻が代わりに語ることになった
しかしその妻も
涙が あふれた
そして涙ながら、親として、感謝の言葉を述べた

息子は 親が探した相手
こんな人がいるけれど会ってみない?という呼びかけに
素直に応じた
そして会って 意気投合した
二人は お互いに共通した悲しみを
体験した身であった
また 息子に相応しい素敵な
ソフトな 相手だった

婚約式後、二人は入籍し結婚した
息子がその相手と結婚した動機は
清く 正しかった
その息子が結婚に臨むまでに辿った心情とそのプロセスは
神さまがとられるものだ
と つくづく思う

息子が教会で結婚式を挙げた1年後
私たち父母は教会を離れた
離れたというよりは 追い出された
有無を言わさず一方的に排除された
その日以来
旧知の教会仲間からは総スカンをくらうようになった

それで息子夫婦に迷惑をかけた

息子はそれで
アイデンティティの崩壊に直面することになった
嫁も 複雑な場面に直面することになった

それでも変わりなく 息子夫婦は
今も仲良く お互いを気遣い
見ていて 微笑ましい

***

息子夫婦が結婚した動機と
その心情とプロセス
それは
清く 正しいものだった
それは
神さまがとっていると思う

だからいつか必ず
息子夫婦は
神さまにつながる道を辿っていくと信じている

そう私たち父母は 信じ
変わらぬ神さまへの感謝とともに
日々 高みを目指して
One Family under God

神さまの夢の実現に向けて
新しい決意の涙とともに

きょう
また一歩前に進んだのだ