明日 バイトの面接があるので
散髪に行ってきた
妻は歯科の予約があるので駅まで一緒に歩いて行った
小雨が降っていた 以後の予報も 小雨程度だった
妻とは歯科に近い横断歩道で別れた
私は散髪のお店に入ると すぐに席に案内された
カットだけお願いし ものの15分もかからずに
さっばり爽やかな頭髪になった
時間はまだ10時前だった
とりあえず駅まで戻ると
駅前のパチンコ・パチスロ店前には10時の開店を待つ人々の行列ができていた
これは毎日の光景であるらしい
わたしはその上階にあるTSUTAYAに行くべく
陸橋の欄干で通行の邪魔にならないところで10時になるのを待った
TSUTAYAも10時開店なのだ
10時になった
行列の人々は順番に案内されて店内へと吸い込まれていった
私は仕切られた TSUTAYAに登るエスカレーターの先への通路を歩き
エスカレーターに乗った
そして下に見えるパチスロ店に入る人々を何気なしに見つめた
店内の入り口で店員がカウントしていた
大勢が青年男性
その中に混じってお年寄りのお婆さんも単独で入って行った
私がTSUTAYAに行ったのは
久々だった
久しぶりに観たい韓流ものが出たのでそれをレンタルしに行ったのだ
無事 目星のものがレンタルできて
エスカレーターを下り
そのすぐ側のスーパーで買い物をした
そして電車で帰るべく駅へ向かった
妻とは別々に帰ることになっていた
改札入り口のホテル前のところを歩いて入ろうとしたところ
目の前に一人立っている スマホを見ていた
うん? よく見ると
妻だった
電車かバスで帰ろうとしたけれど パスモを忘れて歩いて帰ろうとしていたのだ
そこでばったり出会ったのだ
一秒違っていたらお互いにすれ違っていたはずだ
そして二人で歩いて帰ることになった
二人で歩き出すと
予報に反して雨が激しくなってきた
それでも歩く歩く
家路を急ぎ 黙々と二人で歩いた
激しい雨で道路脇には水たまりができた
靴もびしょびしょになった
帰ったらしばらくして雨が上がった
そして日射しも出てきたのだ
日射しとともに外は30度の蒸し暑さとなってきた
こんな偶然の出会い
それが一回や二回ではない
今日のこと ゲリラ豪雨の中 夫婦で歩いたこと も忘れられない一日となった
こんな感じで 私たちは 不思議な夫婦だ と つくづく 思うのである